キャラメル嗅いでキネマ。

映画語りしたい。

おすすめしたい「ゾンビハーレム」

             

 観た映画のレビューというか感想というか、おすすめしたい趣旨の当ブログですが、私が映画が好きと公言すると、周りから当然聞かれる「一番オススメの映画は?」の問いに毎回困るのでいつも適当に(マジメに)答えている映画をまずは最初にちょっと書こうかなと思います。これで当ブログの趣旨・傾向がわかると思います。

あと説明はググれば大体出るんで、基本適当です。大体他のブロガーの皆さんが新宝島の如く丁寧に説明してるので、ここにそんなモノ期待しないでくださいね。

 

〜今回の映画〜

 タイトル:ゾンビハーレム原題: Doghouse)

      2009年 イギリス

 監督:ジェイク・ウエス

 ジャンル:ゾンビ/コメディ

 要旨:冴えない男たちが女性人口の多いド田舎に行くが、そこは女ゾンビの楽園と化していた。男たちは無事生き残れるか。

 評価:80点/100点中

 

 初回からゾンビ映画、それもマイナーなコメディもので、日本では劇場未公開ですが、一応日本語版DVDが発売しています。(じゃないとアイキャントスピークイングリッシュな私が観れないからね、仕方ないね)

 なんかニコ◯コにアップされてた気もしますが、それくらいには有名です。

 

 で、この映画何がおすすめなのかというと、

 ・冴えない男たちの下らない友情劇(ゾンビより濃いメンツ)

 ・低予算だが謎のオシャレ演出(流石スナッチやショーンのイギリス)

 ・個性豊かな女ゾンビたち

 

 低予算ゾンビコメディ映画にあまり多くのもの期待しちゃアレなんですが、初っ端から謎オシャレ演出で無駄なく人物紹介し、ほろ酔い気分の男たちが寂れた田舎村に来ただけというどうでもいいシーンでやたらかっこいい音楽が流れる無駄なハイセンスでこの映画は進行していきます。

 みんなダメ人間過ぎて奥さんや彼女(一部男)とうまく行っていない野郎どもが女ゾンビに奥さんたちに代わりお仕置きされるだけの映画なんですが、ある意味女なんて下らねえ、独身万歳!な男臭い映画なんです。

 ゾンビに囲まれてるのにホーム・アローンばりにラジコンに生首乗っけてゾンビを翻弄したり、デッドライジング的に水鉄砲改造して火炎放射器作ったりとか、バスで突っ込んでゾンビ轢いたりとか、基本バカやったり、ゾンビ相手に女性への鬱憤を晴らすような内容になってるんですね。(ある意味マッチョな映画)

 そういう映画なので、邦題は詐欺ですね。ハーレム感ゼロですし。美容師ゾンビや歯医者ゾンビ等個性豊かな女ゾンビが出てきますが、基本汗臭いというかある意味ホモ映画です。女性が付け入る隙はない。みんなゾンビ化してるし。

 ネタバレですがそもそもゾンビでもない。ヒステリー度に極振りした女性たちが男を餌食にしようと襲ってくるだけ。(殺しにかかってきますが基本食べたりしない。一部除きますが)これはどう考えても男たちの仲良しグループに割って入ってこようとする敵扱い。

 これは男たちの青春映画です。スタンド・バイ・ミーです(大嘘)

 

 取り敢えず視聴後も結構爽やかなんで、重たい映画観たあとの口直し的に大変おすすめです。あとゾンビ映画の入門用にもおすすめです。